2021-01-01から1年間の記事一覧

継続してプロダクトの品質を保つためにはプロダクトに向き合うだけでは足りないという話

ソフトウェアの内部品質への投資を怠ったが故に、その内部品質がビジネスの足枷になってしまった、という失敗はよく聞かれる例だと思う。 そういう場合、「なのでソフトウェアの内部品質を直しましょう!」と言う発想になりがちだし、当然そのための投資を始…

アジャイルなプロジェクトマネジメントにおける「スコープ調整」でやるべきこと、やるべきではないこと

アジャイルなプロジェクトマネジメントの勘所のひとつとして「スコープを調整する」があると思いますが、これを「どの機能を落しますか」とか「どの画面落としますか」「機能の優先順位はどうなってますか」とかそういう話だと認識すると不幸になると思って…

ソフトウェアの「適切な構造」の構成要素とは?

いろんなところで主張してきたことの繰り返しになりますが、ソフトウェアの設計とは、「解きたい問題に対して適切な構造を与えること」だとわたしは考えています。 「解きたい問題に対して適切な構造を与えること」という以上、「解きたい問題」が変われば「…

チームでのファシリテーションで心掛けてること

最近現場に入っていって改善おじさんをやっているのだけれど、その中で「しんぺいさんのファシリだと納得感もってなおかつ物事が決まっていく」と言ってもらえて、これがとても嬉しかった。納得感とものごとが決まること両方が必要な場合に、自分がファシリ…

自責か他責かというフレームはいっそ有害なのではという話

よく「ビジネス〜〜」みたいな話の中で「他責思考をやめて自責思考になるべし」みたいな話がなされると思う。 これって「あいつのせいでXXできない」っていう考え方をやめえや、って話だと思うんだけど、その対義語?として「自責思考」ということが言われて…

いつのまにかVPoTになって1年以上経ってた

軽く振り返りたい。 去年の10月からVPoTになって、ずっと手探りでやってきていつのまにか1年以上経ってた。 正直言って、始めてから半年くらいは「何を期待されていて、自分ができることが何で、それをどう進めるべきか」が全然わからなくて、自分が何をすべ…

映画:フィッシュマンズ観てきた

fishmans-movie.com フィッシュマンズを最初に聴いたのは多分高校生の頃だったと思う。記憶はあまりたしかではないのだけれど、「Oh! Mountain」という、ライブ音源に編集を加えた一風変わったアルバムが多分ぼくのファーストコンタクトだったと思う。正直最…

最近のベースの練習で向き合っているリズムのオカルトを解き明かしたい

最近、ベースの練習はフィジカル(指が正確に動く)の練習もだけど、それ以上にリズムに向き合う練習をしている。 リズムに関しては、「XXなイメージでリズムを感じるとノリが変わる」みたいな禅問答めいたことを言うひとが非常に多く、そこに対してエンジニ…

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 観た

ひとによってネタバレの範囲は異なるし、いつまでネタバレを回避すべきかもというのも明確なラインはないように思うし、情報は受け手がフィルターすべきだと思っているので、受け手がフィルターできるように最初に書いておくけど、直接的なネタバレらしいネ…

年末年始休みでメトロノーム作った

年末年始なので、ふだんなかなかまとまった時間が取れずできないことをやろうと思い、メトロノームアプリケーションを作った。 世の中にはメトロノームアプリは掃いて捨てるほどあるのだけれど、十六分音符や三連符、あるいは六連符でクリックをならせて、し…