はじめに
プログラマやツイッターユーザの間では、誕生日とか退職とか就職とか引っ越しとか結婚とかそういう節目のタイミングでアマゾンの欲しいものリストを公開しプレゼントを請うという文化が存在します。不肖私もこのたび 2月13日に無事31歳の誕生日を迎えることとなりまして、浅ましくも欲しいものリストを公開したところ、ハリボのグミが1.4kgのほか、ウイスキーが約1.5リットル、KORGのクリップチューナー、アイカツのCD、さらには大物としてスロークッカーという調理器具を友人各位からいただきました。本当に友人に恵まれていて感謝以外の感情がない。各位におかれましては必ず誕生日にwishlistを私宛に送るように。恩に報いる所存です。
amazonの箱のチョイスがおかしい様子です
ゴールデンベアとハッピーコーラです
日本が誇るウイスキー、白州です。
Signalize!とカレンダーガールが収録されています。カレンダーガールは名曲中の名曲です。
癖のあるウイスキー好きにとっての定番、ラフロイグです。
スロークッカーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ところで、このスロークッカーという調理器具(写真ではダンボールに入ってるけど)はどういうものかというと、簡単にいうと「電気の力で弱火状態をずーっと保持してくれる君」なのです。ものによってはタイマー付きで、時間が来ると勝手に電源切ってくれます。
これ、いろいろとうれしいんですよ。ガスの力で弱火を保持しようと思うと、結局それって火を扱ってるのでそうそう簡単にキッチンを離れることができません。たまに火の様子見に行ったりしないとだめだし。あと、コンロを一口占領しちゃうのも困りものですよね。とくに「弱火でじっくり」系の料理ってすごく長い時間コンロを占領しちゃうので、なにかと困ります。そこで考え付くのが低温調理の雄としてよく挙げられる炊飯器ですが、炊飯器も長時間占領されちゃうとお米が炊けないという問題があります。そこでスロークッカーの出番になるわけです。スロークッカーによってわたしたちは、コンロのことも炊飯器のことも火の元のことも気にせず煮込み料理を遂行する自由を手にいれるのです。
誕生日にスロークッカーをいただいたのが本当に嬉しかったので、急遽スペアリブを買ってきて、こいつを煮込んでみることにしました。以下その工程であります。
スペアリブをホッロホロにしてやろう
はい。スペアリブを買ってきました。ちょっとお安くなっていてお得ですね。新潟市に特有のスーパーマーケットである清水フードのマークが見えて住所が特定されかねない気がしますが気にせずいきます。
表面に焼き色をつけるという工程を行っているところです。
肉を煮込むときにはまず普通に茹でてアクを取り除きましょう。
こちらはアクを取り除いたあと茹で汁を捨て、煮汁とともにスロークッカーに投入した様子です。煮汁は酒、砂糖、みりん、醤油、しょうがを適当にお湯にぶっこんだものです。写真を見るとわかるかと思いますが、パーソナルコンピュータで仕事の進捗を出していると、隣でスロークッカーが自動的に調理の進捗を出してくれるというCI(継続的インテグレーション)体制を敷くことが可能となっております。(PCとの距離が近すぎて熱が危なかったのでこのあとちょっと場所を移動しました)
スロークッカーが自動的に肉をビルドしている様子です。
ビルドが無事成功した様子です。
箸を入れたら、全く力を入れていないにもかかわらず骨から肉が分離されました。こういうのを骨と肉の疎結合と言います。プログラムの設計において非常に重要な概念ですね。
こちらが成果物です。控えめに言って最高にうまい。
前回の「タイ風豚の角煮」をこれで作るのも良さそう。
まとめ
- 誕生日にアマゾンの欲しいものリスト公開したらみんなの愛が最高にうれしかった
- なんとそのなかにスロークッカーとかいう有能すぎる調理器具が!!
- 試しにスペアリブを煮てみました。
- スロークッカーはCIツールである
- 骨と肉の疎結合を実現することも可能である。
誕生日プレゼントをくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。