はてなブックマークは人間をダメにする、あるいはVote Linksってどうなったの

はてなブックマーク数、じつは記事の価値とかに全然関係ないんだけど、まるでブックマークたくさんされたものは価値があるみたいな感じになって、書く方も読む方もなんかはてブに踊らされ始めていろいろおかしくなる。もともとすごいいい記事たくさん書いてたひとが、はてブ狙いみたいな感じで他人をあざけるだけのものばっかり書くようになったりする悲しい例とか、はてブほしさにとにかく過激な言葉とかおもしろコンテンツっぽいことば詰め込んでおけばいいやみたいな悲しい例もう見たくないけど、自分もはてブがたくさんついたら嬉しいしはてブがつかない記事とか書くと「あーあんまり価値ない記事だったかな」って思ってしまう。思ってしまってから「あ、はてブに狂わされてる」って正気に戻る。実際この記事の「はてなブックマークは人間をダメにする」とか完全に釣りタイトルだし、人間は(というか少なくともわたしは)はてブ欲しさにこういう行為をするようになる。

だれにも見られない記事書きまくってなんか空にむかってしゃべってるなーみたいなのも辛いけど、記事の価値とぜんぜん関係ないはてブの数字に一喜一憂するのも辛い。なにが人間をこうしてしまうのかなーって思って考えてみたんだけど、ブックマークするコストはワンクリックだから人間は気楽にワンクリックしてしまって、瞬発力とか刺激しかないみたいなクソみたいな記事に対するワンクリックと、きちんと役にたつあるいはきちんと興味深いし後からまた見たいなみたいなものに対するワンクリックが、はてなブックマーク数という数字の世界では同じ 1 ブクマという数字になっちゃうのがこういう悲しみを生んでる気がするし、そういうののせいでクソみたいな NAVER まとめとか、あるいは単に胸くそ悪いいじめ記事みたいなやつのページランクが上がるみたいな感じになる。

「じゃあはてブするのにもう少しコストかかればいいのかな」みたいなこと考えるけど、はてブするのにコストけっこうかかるみたいな設計、ユーザー側からすると「おいなんでこんなに使いにくいんだよ」みたいな感じになってそもそもはてブがサービスとして成り立たないしそれはすごい筋が悪い感じがする。

Vote Linksみたいな話昔一瞬盛り上がってて、「あっこれはいいかもね」みたいなこと感じてたんだけど、あれっていまどうなってるんだろう。でもYouTubeモデレーション?とかみてるとそういうのも別に機能しないんだろうなって感じもある。

色々ぐずぐず考えてるよってだけの話なので結論はない。