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遠く離れたところで昔の夢が叶ってしまった話

なんだか久しぶりの投稿です。前の記事を投稿してからしばらくかなり忙しい日々が続いており、仕事の進捗は出ているのですがブログの進捗がお亡くなりになっていました。逆よりいいと思うことにします。

ところで、「かなり忙しい日々」の中に実は「雑誌への記事の執筆」というものが入っておりました。先に結論をいうと、WEB+DB PRESS Vol.91に「[すぐに使えてずっと役立つ!]データ構造の基礎知識 ── 配列、リスト、ハッシュテーブル、木構造」という特集記事を書かせていただきました。なんと!特集記事です。まじかよ。

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記事の内容について

WEB+DB PRESSは、プログラマとして働き始めてからほとんど毎号購入して読んでいる雑誌で、そのような雑誌の特集を執筆させていただけたことは本当にありがたいことだと感じていますし、とても嬉しく思っています。内容としてはデータ構造と計算量についての内容で、知っているひとから見たらたいしたことは書いていないのですが、なんとなくしか知らなかった方や、知っているけど日々の業務となんだか結びつかないなあという感じになっている方、あるいはデータ構造についてほとんど知らないけど興味はあるというような方にとって、10年20年先までちゃんと活かせるような内容の記事になったと自負しております。良いと自負できるものが書き上げられたのは、編集の村下さんによるところが大きいです。ありがとうございます。ぜひ読んでいただければなと思います。

壮大な蛇足、またはこの記事の本文

わたしは様々なところで「文系プログラマ」を名乗っていますが、その理由として、自分が文学部出身である、ということがあります。わたしはわたしなりのありかたで自分の仕事に誇りを持っていて、プログラマとして一流でありたい、といつも思っています(実力が追いつかないのが悲しい!がんばるしかない)。なので、文系卒である、ということを自分の無能の言い訳にだけはしたくないと思っているのですが、その一方で、大学時代に文学部で学んだことがわたしの人格の半分以上を作り上げているという実感も持っています。プログラマであることと、文学部卒であることは、わたしのアイデンティティにおいてどちらも重要なことです。

そんなわたしですから、もちろん、「本」というものに対してはそれなりの思い入れのようなものがあります。文学部にいたときには、漠然とではありますが「商業誌になんらかの形で関わりたい」という思いも、もちろん持っていました。そんな中で、大学の友人のうち何人かは実際に編集者としてバリバリ働いていたり、いわゆる「批評家」としてそれなりに名前を売ってたりとかするんですが、やっぱりそういう友人たちは学生のころから彼らのやりたいことに対して真摯であり、真剣でした。わたしは彼らとは違い、プログラミングの世界に進んだのですが、これはある意味では「本の世界」との決別でもありました。「いつか商業誌になんらかの形で関わりたい」なんて思っていたことは、忘れたわけではないけれど、「そんな思いもあったなぁ。その思いに突き動かされてやってきたことは今直接に役に立ってはいないけど、なんだかんだいって自分の大事な一部分になっているよなあ」くらいの感じで、ありていにいえば「終わった夢」としてわたしの中に眠っていたものでした。

ところが、です。ひょんなことから技評の村下さんにお声がけいただき、「商業誌に自分の書いたものが活字になって載り、それが日本中の書店に並ぶ」という、終わったはずの夢が、当時思っていたのとは全く異なるルートから実現してしまいました。これは本当に青天の霹靂というか、人間万事塞翁が馬というか、瓢箪から駒というか、運と縁に恵まれたと思っています。

わたしはよく「人生9割は運と縁」と言ってるのですが、本当に自分の運と縁が最高すぎて、このままどっかで大暴落が待っているのではないかと不安な日々です。話がとっちらかっている。なんの話なんだこれは。とにかく、昔の夢が「終わった夢」になったあとも、別のことに一生懸命になってると、運と縁がからんで急に変なところからぽっとその夢がまた芽吹いたりするのだなあ。という感じです。

最後にもう一度内容について

もう一度言いますが、データ構造について、なんとなくしか知らなかった方や、知っているけど日々の業務となんだか結びつかないなあという感じになっている方、あるいはデータ構造についてほとんど知らないけど興味はあるというような方にとって、10年20年先までちゃんと活かせるような内容の記事になったと自負しております。ぜひ!読んでやってください。

あと、蛇足っぽいですが、記事書いてみて思ったんですけど、ものすごい量と質の知識、知恵を、常にわかりやすく読者に伝え続けている結城先生って化け物だと思いました。もともと結城先生のことをめっちゃ尊敬していましたが、自分で記事一本でも書いてみて尊敬が畏怖に変化しました。結城先生、そのうち学問の神様みたいな感じの祀られ方するんじゃないのか……。

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