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webアプリエンジニア養成読本 #webapp_mook をいただきました

著者のひとり id:uzulla さんから「webアプリエンジニア養成読本」という本を献本頂きました。うれしい!

Webアプリエンジニア養成読本[しくみ、開発、環境構築・運用…全体像を最新知識で最初から! ] (Software Design plus)

Webアプリエンジニア養成読本[しくみ、開発、環境構築・運用…全体像を最新知識で最初から! ] (Software Design plus)

目を通させていただきましたが、かなり面白い立ち位置の本でした。

第 1 章 Web技術オーバービュー

そもそも Web アプリってなんなのっていうか HTTP ってなんなの HTML ってなんなのとかそういうことが書いてあります。そもそも Web 技術がいろんな技術の集合体であるので、Web技術をざっと見回すだけでもかなりの紙面が必要であろうところを(おそらく編集上の都合で)かなり凝縮したかたちで書かれています。そのため、モノホンの初心者がこの章をしっかり読みこむのはけっこう大変だろうなという印象を受けましたが、この本読んでわかんなかったところは飛ばしつつ、他の本で補完するみたいな学習のしかたすればいいわけで、Webアプリにはどういう要素があるのかなってことを網羅的に知るには良いなぁと思いました。これで「ふーんそういうのがあるんだ」って知って、詳細は別の本で知るというようにすると良いと思います。章の最後に参考になる文献も載ってるので、それで補完しましょう。補完が必要なの、ぜんぜん悪いことじゃなくて、初めてwebアプリ作るひとはまずこの章読むのは「何を調べれば良いのかを知る」ためにかなり良いと思う。(というかそこに著者本人が「ちょっと舌たらずになってる部分あるから気になったら自分で調べてね!」って書いてる。)

第 2 章前半 PHP

かなり良いPHPの教本になってるように思う。いやもらったからほめないとなとかじゃなくて。そもそもhello world が「phpファイルをサーバーにアップロードしてhello worldを表示させよう!」じゃなくて「CLIhello world」だし、「$_GET」とかが出てこない(出てくるけど「悪い例」としてしか出てこない)のがこの章の立ち位置を象徴的に表してると思う。「ちゃんとした PHP の教本」ですよこれ。PHPこれから学ぶひとはこれ読むべきだと思う。

ただ、やっぱりそうなるとけっこう難しい内容にも触れられてて、「初めて読むPHPの教本」としてはちょっと厳しいなって思いましたので、「そもそもプログラミング初心者です〜」みたいなひとは、「10日で学ぶPHP」みたいなやつでざっと学んでみてからこれを読むのがいいのかなと思いました。そのとき、必ず2冊目にこれを読むようにしたほうがいいです。というのも、(PHPに限らないですが)「初心者向け」をうたった本は、「わかりやすさ」を重視するために、大事なことをどんどん捨ててしまっていたりします。さらに、PHPは(これもまあPHPに限らないと言える……かもしれない)「罠」が多い言語です。その罠も、web上の情報に由来するものが結構あります。つまり、「それセキュリティ上まずくない?」とか「なんでそんな非効率なやりかたをしてるんだ……」みたいな情報がかなり多いのが PHP です(もちろん、これは人気のある言語にはそれだけ情報が多いからってこともあると思いますが)。そのため、PHP を学習するときには「いい羅針盤」がぜったい必要になってきます。

この「いい羅針盤」というのは、じつは人間が一番いいので、著者もコラム内で言っているように勉強会などに出席して(懇親会の席でもいいので)質問をぶつけてみたりするのが一番です。でもたとえば地方に住んでて(わたしみたいにな!)そもそも勉強会がないとか、ちょっといきなり勉強会に行くのは怖い……ということもあるでしょう。そういうときに、この章は「かなり良い羅針盤」としての力を果たしてくれると思います(じっさい「イケてない情報の見極め方」というコラムが書いてあって、「罠の匂い」を教えてくれるのでこのコラムもぜったい読むべきだと思います)。

第 2 章後半 Ruby

ふつうに良い感じのチュートリアルだった(ほんとに普通に良い感じのチュートリアルに仕上がっててとくに言うべきことが思いつかない)。

第 3 章 サーバー環境の作り方

この章、貴重ですね〜。こういう「入門」的な立ち位置の本ってサーバーの環境構築について触れられてることないので、これはすごいいいと思います。とくに最近なんてVPSとかめっちゃ安いわけだし、他の「入門」系の本もこういう章付けたらいいと思う。

これも、これ読んでだいたい感じをつかんだらもっと深く勉強するといいと思う。でも深く勉強するためには「何を勉強しなければいけないのか」を知る必要があって、これ読めばそれもわかるようになってる。良い。

第 4 章 サービス運用の基礎知識

これも3章と同じくかなり貴重な章だと思う。webアプリは作って終わりじゃなくて、そのあとの運用のほうが本番と言っていい部分さえあるのに、だいたい「作る」ところで終わってしまう本が多い中、こういう章があるのは本当に良い。3章と4章があることでほんとに「webアプリエンジニア」に必要な知識(の入り口)を網羅できてる感がすごいある。

総評

はじめてギョームで web アプリ作ったり運用するマンにとってかなり良い本だと思います。わからないこともたくさん出てくると思うけどそういうときは先輩に聴こう!教えてくれる先輩がいなかったら別の本(この本の参考文献もよいと思う!)を読もう!あるいは転職しよう!

という感じなので、職場に一冊どうでしょうか。ちなみにみなさんがこの本を買っても私には1円も入ってきませんので安心してご購入ください。