意識を低く保つための tips

ハイ意識でそれを実践してるひとたちのことをわたしはすごいかっこいいなーすごいなーって思って見てるんだけど、世の中には「意識高い()」みたいなアレがあって、わたし自身もある程度それを内面化してしまっていて、たまに「ウッ意識高いひとだ……」ってなることがある(facebookに生息してることが多い気がする)。「ウッ意識高いひとたちだ」ってなるの、結局意識に行動が追いついていないから痛々しく感じるわけで、意識だけが上空 100km を浮遊してるみたいなのはもう完全に事故ってる感じがある。(意識も行動も上空 100km なひとたちのことは本当に尊敬してる)。で、意識だけが舞い上がっちゃうみたいなのを嫌うあまり、意識はなるべく低く運用していきたいなーって思うんだけど、意識が低いままだと優秀な学生たちが卒業した瞬間に私の仕事はなくなり、その日食べるお米さえなくなってしまい破滅する。

あと、わたしがプログラマーなどという脳を酷使してしんどい仕事をやってる理由の半分以上は「情報技術に興味があるから」ってのがあるわけで、きっかけさえあれば勉強するのは苦じゃない、むしろプログラミングや勉強そのものはすごい楽しいみたいなアレもあって、気力があってはじめてさえしまえば単純に楽しくてやっていけるみたいなのもある。

というわけで、意識を低く保ったまま勉強するみたいな仕組みが必要である。そこで、きちんと目的を設定した勉強会や読書会をやると、発表をするために強制的に勉強をしなければならなくなり、「普段から勉強するのはプロとしてあたりまえ!」みたいなハイ意識でない人間でもその強制力により勉強をするので、これを利用して意識を低く保ったままその強制力で楽しく情報技術を学んで行こうじゃないかというすばらしい互助精神が生まれるのだ。

というわけで Niigata.pm のほかにも新潟で SICP 読書会(これは動き始めてる)とか Railsのソースを読み込む会(まだなにも準備してない) みたいな、「ちゃんと勉強して準備しないとだめ」なタイプの、「発表者と聴衆」ってタイプじゃない、ゼミっぽい勉強会をやっていくことにしました。意識を低く保ったまま楽しく勉強したいひととか「興味はあるんだけどなかなか重い腰がね……」みたいなものがあるひとは、みんなでちゃんと勉強するタイプの勉強会を自分で立ち上げたり参加したりして強制的に責任を発生させてしまうといいんじゃないですかね。わたしも他人のそういうのに巻き込まれて意識を低く保ちたい。